数事と人事 株式会社トップページ採用から退職までの道筋に問題があるから社員が定着しないのです

2通りある「採用から退職までの道筋」を
中小企業・ベンチャー企業経営者は
どちらかしっかり選択しましょう

このページへのご来訪、ありがとうございます。
数事と人事株式会社代表の小俣和生です。

人事政策としての採用から退職まで

人事政策、と言うとちょっとピンとこないかもしれません。おカタイ感じもしてしまいます。
社員の採用から退職までの道筋、と言えばイメージがわきやすいでしょうか。
その「採用から退職まで」を、経営者であるあなたはどのように設計していますか?

経営の一本道を歩いてきたあなたの前に、分かれ道が見えてきました。
どちらを選ばないと前へは進めません。

一方の道。
中途採用から始まる道。
それは経験者の採用であることが多いでしょう。
また、中小企業やベンチャー企業の大半は、“入り口”をこの道にしているようです。

もう一方の道。
未経験者や、若年者層の採用から始まる道。
新規学卒者の採用は、この典型例と言えます。

それぞれの道は、そのスタートから進む道順が、本来は決まってくるものなのです。
この進むべき道順を進まないと、組織は行ったり来たりを繰り返します。
となると、組織は安定しにくい。
組織が安定しないと、経営も安定しにくい。

それぞれの進む道順は次のようなものです。

採用から退職までの2つの道筋

しくみでまわる
ショートスパン型
人でまわる
ロングスパン型
採用方針 経験者の中途採用 未経験者、若年者層の採用
(新規学卒者採用は典型例)
人材と仕事 あてはめる
  • 人を仕事にあてはめる
  • だれがやっても同じ結果
育てる
  • 人を育成する
  • その人がやる仕事
必要なのは 業務フローの仕組みづくり
マニュアルづくり
長期的視点
終身雇用的なイメージ
価値観が合う人の採用
事業を大きくするには 組織を水平展開
例:同じ仕組みを他地域に置く
例:同じ仕組みで類似事業を行う
組織を垂直展開
例:新規採用から定年退職まで、各世代をバランスよく配置し、人の出入りがうまく循環するようにする
人の定着 入退社の繰り返しショートスパン 若年層採用〜定年退職のロングスパン

この2通りのどちらが「良い」とか「悪い」とかではありません。
経営者であるあなたが、どうしたいか。
どっちが好みか、どっちができるか、です。

私が、中小企業やベンチャー企業を見ていて思うことは次のようなことです。

「どうせ中小企業・ベンチャー企業には無理だから」と
採用方針として
「未経験者、若年者層の採用」をハナからあきらめて、または何も考えずに
「経験者の中途採用」を実行。

それにしては、
「業務フローの仕組みづくり」を、しているつもりでいて、実はかなり不完全。

そのくせ、
「育てる」ことについては、
失敗したときだけ、目につくことだけ、叱ったり、正したりすることが、育てることと勘違い。

結果、社員は定着せず、
「入退社の繰り返しショートスパン」

となるべくしてなっていることが多いということです。

そして社長曰く
「中小企業・ベンチャー企業には、良い人材が集まらない」

違うと思うんです。
分かれている「二本の道」を、行ったり来たりしてはその先に進まないんです。
どちらかをちゃんと選んで、その道を進まないと。

そして「中小企業・ベンチャー企業には、良い人材が集まらない」状況を、今は変わっていないかもしれませんが、こう言い直してはどうでしょうか。

「自分の会社は、良い人材に選んでもらえない」

そうです。
あなたは集めるんじゃない。
選んでもらうんです。

そう視点を変えて、自社を見つめなおしてはいかがでしょうか。
そして採用方針をしっかりたててから、採用活動に移りましょう。

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