諸制度の周知


「次世代育成支援対策推進法は、21世紀の経営資源」
メルマガバックナンバー032号(H17.11.15)

あの人の言葉発見


妻の出産後、育児休暇を規定通りに取る予定の夫はわずか3%―。
ベビー用品メーカーのコンビが妊娠中の女性を対象に行ったアンケートでこんな結果がでた。

また、育児・介護休業法によると、子どもが1歳になるまでの間、企業は男女の区別なく育児休暇を認めなくてはならないが、アンケートで「男女とも育休制度がある」と答えたのは35%だけ。

「女性のみに同制度がある」との回答は17%に達し、制度に対する誤解も目立った。
「数日間」だが育休を取る夫は17%いた。

しかし、「取る意思はあるが取れそうにない」との回答が25%、「(夫が)取るつもりがない」も44%と、妊娠中の女性の約7割が夫の育休をあてにできない実態が浮かび上がった。

また、妊娠中の女性が勤務する会社でも「過去に育休を取った人がいる」のは40%に過ぎず、「取った前例がない」は19%に上った。

コンビは「制度が意外に理解されておらず、女性ですら育休を取れないケースも多いことが分かった」と話している。
アンケートは8/1〜14日の間、妊婦が会員になっているインターネットサイトで行い、853人から回答があった。
「コンビ」がアンケート
「育児休暇予定」の男性は3%
「女性のみ対象」と誤解は17%
毎日新聞 17.9.10 経済 企業

制度のしくみ


    〔1〕次世代法関連
     1.次世代育成支援対策推進法
     2.行動計画策定指針
     3.行動計画内容
    〔2〕関係法令
     1.育児・介護休業法
     2.労働基準法
     3.男女雇用機会均等法
    〔3〕労働社会保険
     1.給付
     2.保険料等
    〔4〕助成金、奨励金
    〔5〕法人税
    〔6〕次世代法認定企業


〔1〕次世代法関連 3.行動計画内容

〔諸制度の周知〕

ぼんさく
「周知」って、以前テーマになったよね。

ペコポン
うん。
あれは「育児介護法」の努力義務の範囲のことなんだ。
法律が想定していること。
(018号「育児休業中の待遇や休業後の労働条件などの周知」参照)

今回の項目は、その範囲に縛られない。
会社が実施する次世代育成支援全般のことだよ。
そして周知方法も「手法に創意工夫を凝らすように」と念を押されている。

ぼんさく
ははは。そうなの?
どんなもの?

ペコポン
例としては、「広報誌に記載する」というのがあげられている。
ある大企業では、ビデオ作成した会社もあるよ。

ぼんさく
ビデオ作成は、大企業ならでは、だね。
お金、あるなぁ。

ペコポン
中小企業・ベンチャー企業には、そこまでは求められない。

例えば、講習会など開催する場合。
・口頭で説明するだけ → 聞くだけ

これでは内容をすぐ忘れてしまう。
理解しているかも怪しいかもしれない。

出産や育児はまだ先、と思っている社員なんか特にそう。
聞きやしない。

そんなときは、わかりやすい説明資料をつくる。
それを配布する。
それだけじゃなく、職場にも備え付けて、いつでも、だれでも見られるようにする。
ここまですれば、「聞いてなかった」「覚えてない」はナイでしょ。

ぼんさく
人間、その気がなければ、目の前にアルことでもナイも同然だもんね。

わたしの後記


先日、ある保育園にお邪魔してきました。
プライベートでは、ありません。
仕事で、です。

ちょっと初体験。
あんなに大勢の、しかも全然関係のない他人の子と、長時間に及び、とは言っても、午前中のほんの数時間だけど、接するのは、今までにないことだらけ。
しまいには、寄ってきて、抱きつかれて。
戸惑わないわけにはいきません。

でも嬉しい。
心から嬉しい。
大勢の子どもたちに見られる。
仰向けになっている赤ちゃんに見つめられる。
その純粋さに思ってしまう。
「みんな、自分より数段上の人間なんだ」

そして、聞いてみたくなる。
「みんなには、自分のこと、どう映ってますか?」
「ヘンな者、見えたりしてませんか?」
「自分はちゃんとやってますか?」
「イイ線、いってますか?」
「認めてもらえますか?」
裁きを受けたくなる気持ち。

ヤバイ、ヤバイ。
このままではわけもなく泣きそうになる。



保育園に足を踏み入れたときは、みんなの声を聞いた朝一番は、そのエネルギーに圧倒されたけど、そのせいか疲れも少し感じたけど、今は帰るのがちょっと寂しい昼過ぎ。
名残惜しい午後。

元気をいっぱい、もらいました。
帰ってから今も元気です。

ありがとう。

走り回ってた子。

床に寝転がってヘンなポーズとってくれた子。

お腹見せてくれた子。

大好物教えてくれた子。

おもちゃ手渡してくれた子。

「とけい」「ぼたん」って聞かせてくれた子。

足にしがみついてくれた子。

遠くから見てくれた子。

「お昼寝の布団かけてあげるね」って、言ってくれた子。

近寄っては離れ、ちょっと寂しそうな子。

でも、笑ってくれるのに時間はかからなかったね。
それからは、そばにいてくれたね。

みんな、ありがとう。
笑顔をありがとう。
元気をありがとう。



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